vol12

“恋”は言葉ではじまり、言葉で育む

ストーリー

馬締光也(松田龍平)は、人とコミュニケーションをとるのが少し苦手な玄武書房に務める営業マン。仕事はうまくいかず、営業部では変人扱いされている。しかし大学で言語学を学び、言葉に対して並外れた感性を持っていた馬締は、その才能を認められて辞書編集部へ異動になる。新しい辞書「大渡海」の編さんに携わる中で、だんだんと言葉の魅力に引き込まれていく馬締。いい仕事と仲間、そして運命の女性に出会ったことで、馬締の人生は豊かになっていく。

監督:石井裕也
出演:松田龍平/宮﨑あおい/オダギリジョー/黒木華/渡辺美佐子/池脇千鶴/鶴見辰吾/伊佐山ひろ子/八千草薫/小林薫/加藤剛 他

『舟を編む』

データ
・発売日:発売中
・発売元:アスミック・エース
・販売元:松竹
・価格:¥3,800+税
ライン
辞書作りに挑む若き辞書編集部員の成長をユーモラスに描いた映画『舟を編む』。気が遠くなるような歳月をかけて、言葉という存在に向きあう主人公・馬締の姿に、言葉の大切さを改めて感じさせられます。

話そう。気持ちは見えないから

主人公・馬締光也は、真面目で優しい心の持ち主であるものの、人と関わるのが苦手。異動先の辞書編集部でも、最初はどのようにコミュニケーションをとっていいのか分からず、うまくなじめずにいました。そんな馬締の悩みを聞いたのが、馬締が暮らす「早雲荘」の大家、タケおばあさん。「相手の気持ちが分からない」と愚痴をこぼす馬締に、「そんなの当然。だからこそ話さなきゃ」とアドバイスをします。相手の気持ちを想像するのは、恋愛においてもとても大切。しかし、私たちはエスパーではありません。相手の本当の気持ちは見えなくて当然なのです。相手の気持ちを考えよう、察そうとすることは大事ですが、その人自身ともっと話してみることも大事だと思いませんか。

告白は目を見て、自分の言葉で

ある時、馬締は大家さんの孫である香具矢(宮﨑あおい)に恋をします。恋に不慣れな馬締は、同僚からのアドバイスもあり、ラブレターをしたためることに。一生懸命に言葉を選びながら書き上げたラブレターでしたが、それを読んだ香具矢は、「あなたの口から聞きたかった」と馬締を責めるのです。この香具矢の気持ちには、多くの女性が共感するはず。メールが日常的なコミュニケーションツールとなった現在、非常に残念なことに、一世一代の告白もメールに頼る男性が増えています。告白という大事なシーンにおいて勇気を出せない男性に、女性は頼りがいや誠意を感じるでしょうか。答えはもちろんNO! どれだけ恥ずかしくても、告白は直接、彼女の目を見てするのが鉄則です。

あらためて“恋”の定義を認識しよう

玄武書房の辞書「大渡海」において、“恋”は次のように定義されています。「ある人を好きになってしまい、寝ても覚めてもその人が頭から離れず、ほかのことが手に付かなくなり、身悶えしたくなるような心の状態。成就すれば、天にものぼる気持ちになる」。恋人や結婚相手を探すことに必死になっていると、“理想の追求”ばかりが先行し、“育む”や“ふと気付く”ことから始まる恋の種を見落としてしまいます。一度、恋の定義を再認識し、ぐるっとあたりを見回してみませんか。完璧でなくとも、一緒にいて居心地がいい人。目立たなくても、笑顔がとてもかわいい人。そんな相手が見つかるかもしれません。恋は劇的なものだなんて、辞書には書いていないのですから。

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