スタッフブログ

桃がおいしい季節です。父方のおばあちゃんは果物を「水菓子」と
呼んでいました。中でも桃が大好物でした。
そんなわけで父も果物好き。実家の庭には桃の木をはじめ、びわ、
梨、イチジク、果てはブドウの木まで植えていました。
どれもおいしかった記憶があります。
遺伝したのか、孫の私たちも全員果物好きです。

で、桃にまつわる結婚のお話です。
家は中学校の通学路にあり、大きく育った桃の枝が垣根から
はみ出していました。
今の若い人には想像がつかないでしょうね。
私の子供だったころは、まだまだ日本は豊かとはいえない状況でした。
部活などで常にお腹のすいている中学生には、桃はとても魅惑的な
食べ物だったのです。垣根の塀によじ登る桃泥棒があとを絶たず、
いつもは鷹揚な母がたまりかねて中学校に抗議したほどです。
この桃、何しろおいしかったとうちでは伝説なのです。

そしたらです。若い男の先生が男の生徒二人ぐらい連れて
謝りに来たのですよ。
それでこの先生に何か感じたのでしょうね。
誠実さとか真面目さとか、爽やかさとか。
その後母がどのように話を進めたのか分かりませんが、
私のいとことお見合いすることに。
双方気に入り半年くらいのお付き合いを経て、めでたく結婚しています。
多分母は年頃になった姪の写真を預かっていたのでしょう。
当時、親戚だったらそんなことは当たり前でしたから。

ちょっと前までお見合いは結構普通にされていたのです。
恋人がいない時期など親がうるさいとこぼしながらも
20回くらいしていた友達もいます。
悩みながらも皆無事に結婚して親になっています。

結婚に限らず、何が縁で人生が開けるか分かりません。
チャンスをチャンスと感じられる感性が必要ですね。

「昔は物事が単純でよかったなぁ」と、おいしい桃に
うっとりしながら思ったりしているこの頃です。