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こんにちは!東京本社のライアンです。

誰かを褒める時によく使われる形容詞といえば、「やさしい」「頭がいい」「おしゃれ」などが思い浮かびます。でも実はどれも定義があいまいで、具体的にその意味を説明するのは難しいですよね。特に三つ目の「おしゃれ」については、かなり個人の主観に左右される表現だと思います。

私は今までに二度、「おしゃれ」の意味(=人の服装の評価)について考えさせられる印象的な経験をしました。

一つは大学4年の就職活動中。
とあるデザイン関係の出版社に面接に行った時のことです。小さな会社だったので一次面接から社長さんと一対一で会っていただけたのですが、黒いリクルートスーツ姿の私に、その社長さんは開口一番こう言いました。

「君、こういう場に黒を着てくるのは自分を隠すみたいでズルいよ」

その社長さんは眼鏡をかけた初老の男性で、淡いピンクのポロシャツが気取りのない柔らかい雰囲気を感じさせました。そして、日本の就職活動システム自体にノーを突きつけんばかりのその発言に衝撃をうけつつ、リクルートスーツが大嫌いだった私は大変救われたような気分になったのでした。

結局は別の制作会社に就職が決まりましたが、その就職先で出会ったのが同期の女性Kさんです。彼女は、同期仲間のF君の私服のセンスを評してある日こう言いました。

「F君て、おしゃれだよね。F君の内面というかキャラクターにすごく合ってる感じがする」

なるほど、F君のカジュアルで少し派手目のファッションは、気さくで周囲を和ませる彼の人柄にぴったり合っている感じがしました。私はKさんの観察眼の鋭さにハッとさせられ、服を着る人の内面と結びつける「おしゃれ観」に驚かされると同時に、「そんなふうに言ってもらえるF君うらやましいなー!」とも思いました。人の内面や人柄の魅力が服装を通じて表現されているって、すてきなことだと思いませんか?

それ以来、私の中での「おしゃれ」の基準は「その人らしさが感じられるか」というKさん的な考え方になりました。(そして今でもKさんに会う時には、何を着て行こうか緊張してしまいます…)

たとえ流行から外れていても、「これが好き」「これが自分にしっくりくる」というものを持っている人のファッションって、本人の凛とした姿勢を感じるだけでなく、見ているこちらまで楽しく、心が明るくなる気がします。

服装って、背伸びしたり気負ったり、逆に周囲に同化して自分を消そうとしたり、あるいはまったく無頓着だったり・・・人が周囲に対してどのような態度を取っているのか、無意識の部分まで如実に反映されるものなので、奥が深いですよね!

みなさんは、どんな人を「おしゃれ」だと感じますか?

(東京本社 ライアン)