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キッチンでミーティング

しょっちゅうコーヒーとお菓子を食べながらミーティング。
これは「パトリック&エリカ事件簿」で活躍する警察署のキッチンでの話です。
おいしい匂いが漂い温かな空気に満ちたキッチンが、陰惨な殺人事件の
ミーティング場所として利用されるのがちょっとミスマッチで面白い。
必ず甘いお菓子を食べるのも、多分心の負担を軽くしてくれるせいかも知れない。

スウェーデンミステリーは「ドラゴンタトゥーの女」以来すごく人気が出ましたよね。
このシリーズも読み始めたら止まらない。次から次へと展開する連続テレビドラマを
見ているようです。というのはエリカとパトリックがシリーズの途中で再会(幼なじみ)し、
結婚にいたった経緯などが、事件と共に同時に進行していくから目が離せない。

そして子供が生まれれば彼らの関係も刻々と変化するし、我らと同じように
悩み事も多くなるといった具合。事件の真相に迫るだけでない様々な人間模様が
このシリーズに引きこまれる要因でしょう。
だから一冊が結構厚くて文庫なのに中身が詰まっている。

エリカは作家でパトリックは刑事。好奇心あふれるエリカはあれこれ調べて推理し、
パトリックに協力する。家でのそんな会話はやっぱりキッチンで交わされる事が多い。
多分キッチンは暮らしの中心で、よりリラックスできるのでしょう。
スウェーデン人の物の考え方とか暮らしぶりが良く分かるシリーズともいえますね。

何せスウェーデンの男はとても自立していて、普通に食事を作り、家を片付け、
子供の面倒を見る。日本から見ると何ともうらやましい結婚生活です。
そうするのが当たり前だと思っているところもね。
少し前までは必ずしもそうではなかったらしいけれど、30代の男女にでもなると
平等で家事はやれるほうがする。やっぱり福祉国家として国に揺るぎがないせいか、
結婚にも色々な形があって社会も寛容なのである。シリーズにも女性同士の
カップルも登場し、子供までいるのだ。とにかく仕事と家庭生活のバランスも
うらやましい限り。

肩肘張らず仕事をし、定時に帰宅し、家族のために時間を使う。
これだからスウェーデンの男は家事が出来るわけだわ。
日本でも女性が輝く社会と唱える前に、男性の意識改革に着手すべし。
子供の時から家庭科教育の充実を図り、もっと家事に協力できる働き方を
国会で真剣に議論してもらいたいですね。
スウェーデンは一歩も二歩も日本の先を行ってますから。