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こんにちは!東京本社のライアンです。

お盆休みにエジプトへ旅行に行くという読書好きの友人に、旅のお供としてパウロ・コエーリョの小説『アルケミスト』を勧めました。“世界的な不朽の名作”との呼び声も高く、サン=テグジュペリの『星の王子さま』やミヒャエル・エンデの『モモ』といった童話的、かつ哲学的な本が好きな人にはオススメの一冊です。

あらすじとしては、夢のお告げを受けた少年がエジプトのピラミッドを目指して旅に出て、その旅の途中で数々の運命的な出会いをする…という冒険物語です。婚活をしている人にとっては、「運命=運命の相手」というイメージがパッと思い浮かぶかと思いますが、『アルケミスト』の主人公の旅物語は、大げさではなく人生が常に運命的な瞬間の連続であるということを読者に教えてくれます。

さらにこの本が秀逸なのは、「運命に導かれること」「運命を自分で切り開くこと」は一見相反するものでありながら、二つで一つ、表裏一体なのだという深遠なメッセージをみごとに描いているところです。

「すべては運命で決められている」と考えると、つい「私がジタバタしたって何も変えられないし…」と消極的になったり、他力本願に陥ってしまいます。逆に、「運命は自分で切り開くんだ」と考えると、肩に力が入りすぎて傲慢になってしまうものです。『アルケミスト』の物語は、こうした一般的な運命観を超えたところにあり、人生の神秘を読者に感じさせてくれる不思議な魅力があります。

お盆休みには遠出できるほどの余裕はないし…という方、読書という心の旅へ出てみるのはいかがですか?

(東京本社 ライアン)