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猫に教わること

我が家には、10歳を迎えているとても無口なアメリカンショートヘアーの
家猫「おまめ」が暮らしています。彼女(おまめ)の存在は
難しい年頃だった2人の息子らに穏やかな気持ちを育んでくれていたし、
一年の内4ヶ月位の間は、私の母(92歳)の一人暮らしに預けられて
母の生活に張りを持たせてくれていて、小さいながらもとても大きな
存在です。元気に穏やかに長生きしてほしいと願っています。

4年前に突然、我が家の駐車場の車の下に見たことのないキジトラさんが
居つきました。元々、我が家の周りには昔ながらの小料理、洋食屋が
建ち並んでいて、そこの猫好きさんのお世話が行き届いているため
今時珍しい、チーム外猫が20匹くらい暮らしています。

そんな事情で、又通りすがりの新顔さんかなぁとあまり気に留めず居たのですが
このキジトラさん、ずぅうううと朝も夜もうちの駐車場に居るんです・・・ 
4ヶ月も過ぎたころにはやせ気味になり、とうとう根負けのご飯皿、お水、トイレ、
海外引越用段ボールにキャンプ用保温を施したお猫ハウスを玄関脇の内庭屋根アリに設置。
名前はお外にいるので「おそと」です。
この「おそと」実は姿を現した時からピンクの首輪つけていたんです。

迷子猫に登録されていないか、近所で聞き込みなど、八方手を尽くした後、
1年も過ぎると立派な我が家の外猫となりました。

おそと」は古風な礼儀正しい猫で玄関のドアが開くたびに必ず起きて来て
帰宅時に門の開く音と同時に短めの足で一生懸命に大急ぎで出迎え、
夜中帰宅の息子らにも同様に対応するので、評判よろしく、
またご近所の方々、新聞配達のおばさんにも我が家の外猫と認知されておりました。

大雪の日には、心配で家の小部屋に住まわせようと悩みましたが
おそと」ハウスに電子レンジで温めるジェル湯たんぽ、更に2本の2ℓの
ペットボトルにお湯を入れ暖房完備、更にキャンプ用のシートで囲み、
無事に朝を迎えるの祈りました。
翌朝「おそと」がよく休めましたよ~とばかりに眠そうに、
新雪を踏みながら現れたときはホッと胸を撫で下ろし、うれしくてうれしくて・・・でした。

3年目の夏は、暑さがきびしく食欲減退、獣医さんの点滴に通い
昼間は息子の部屋で午後の日差し、地熱の熱風から守り元気を取り戻した
秋のある日、腎臓から来る体調不良で看取ることになりました。

実家に居る頃、何匹もつらい突然の別れを経験しましたが、
それはどこかしら母のテリトリーで、私は悲しむばかりで
ああすれば良かったかしら、と悔いが残る気持ちとはかけ離れていたと、実感しました。

門を開けてももうお出迎えはありませんが、「おそと」は私に色々な想う心を
残していってくれています。